ブラックジャックは、オンラインカジノでも人気のカードゲームです。
このブラックジャックの魅力はシンプルでありながら奥が深いこと、そして攻略法があることです。
その攻略法の一つに、ストラテジーがあります。
今回、このブラックジャックのストラテジーとはどんなものか、またオンラインカジノでどのように使われるのかといった疑問について解説します。
また、ブラックジャックのストラテジーの表の見方についても、紹介していきましょう。
ブラックジャックのストラテジー
ブラックジャックのストラテジーとは、ベーシックストラテジーと呼ばれるブラックジャックで勝つための基本的なプレイスタイルのことです。
例えば、プレイヤーの手元に4と7があり、ディーラーのアップカード(ルールでディーラーは手持ちのカードの1枚をプレイヤーに見せなければいけないこと)が2だったとします。
この組み合わせになったらヒットした方が、確率的に勝ちやすいということを意味するのがベーシックストラテジーです。
つまり、こういうシチュエーションだったら、こうした方が良いというマニュアルのようなものとイメージすると分かりやすいかもしれません。
このベーシックストラテジーは実際のカジノ以外に、オンラインカジノでも有効に機能する手法です。
こういったシチュエーションごとに、最もリスクの少ない行動が分かりやすい一覧表にまとめられたものがベーシックストラテジーチャートと言われるもので、プロのギャンブラーはこのチャートを当たり前のように暗記しています。
このストラテジーのチャートが作られるにあたっては、先人のプレイヤーたちが儲かる期待値を計算して1つずつ組み立てていった経緯があります。
先ほどのブラックジャックの例(プレイヤーが11、ディーラーのアップカードが2の例)では、カードを引くヒットを行った場合の期待値が0.24、カードを引かずに勝負するステイの期待値が-0.29です。
つまり、ヒットを行えば賭けた金額が1.24倍になって戻ってくる可能性が高く、ステイすれば-0.29で0.71倍、つまり賭け金が減って戻ってくる可能性が高いということを意味します。
こういったことを組み合わせていって、期待値のより高いものを選んだ表がベーシックストラテジーチャートなのです。
オンラインカジノで活かせるベーシックストラテジー
オンラインカジノでは、ブラックジャックのベーシックストラテジーがとても使いやすい環境にあります。
その理由は2つ、プリントアウトしてそのままプレイに使えること、そして自分のペースでプレイできることです。
ベーシックストラテジーは、実際のカジノで利用する場合、事前にチャートを暗記しておく必要があります。
そのチャートを思い出しながら、プレイすることでベーシックストラテジーのメリットが生きてきます。
一方、オンラインカジノであれば、こういったチャートをわざわざ暗記する必要がありません。
ネットで調べてチャートをプリントアウトし、ブラックジャックをプレイするパソコンやスマートフォンの横に置いて、その表を見ながらプレイすることで簡単に利用できます。
しかもオンラインカジノでは確実に実践できるので、よりブラックジャックで勝つことができるでしょう。
自分のペースでプレイできるのも、オンラインカジノでベーシックストラテジーを利用しやすい理由です。
実際のカジノであれば、外国語でテンポのいいディーラーの進行でゲームが進んでいきます。
そういったケースでは、いちいちベーシックストラテジーを思い出してプレイするというのが、意外と難しい面もあります。
オンラインカジノであればベーシックストラテジーは、チャートを紙で見ながらプレイできるうえ、他のプレイヤーも参加していないので自分のペースでプレイできます。
確かにライブカジノのように、リアルなものだと難しいケースもありますが、実際のカジノよりもずっとペース的にベーシックストラテジーを利用しやすい環境にあります。
これら2つの理由以外にも、オンラインカジノが解放している無料のブラックジャックでベーシックストラテジーの練習ができるという点も、オンラインカジノのメリットです。
ブラックジャックのベーシックストラテジーチャート
ブラックジャックのベーシックストラテジーチャートを見ると、いくつかのアルファベットが並んでいます。
様々な記載方法がありますが、基本的にH、S、R、D、Pの5つで、DとPは赤字と黒字があり、合計7つのアクションの指示があります。
まず、HとSはそれぞれヒットとスタンドで、カードを引くか勝負するかを明確に指示しているのが特徴です。
Rはサレンダーといい、降参してベットした金額の半額を返してもらうという指示です。
サレンダーが禁止されているテーブルがあるので、その場合はヒットしましょう。
Dはダブルダウンで、最初の賭け金と同額の賭け金を追加して勝負することです。
自分の手札が明らかに、ディーラーより有利な場合に出来るアクションになります。
禁止されている場合はヒットしましょう。
赤のDもダブルダウンの指示ですが、この場合は禁止されていたらスタンドした方が良いという意味になります。
Pはスプリットといって、同一点数が手元にきた時、2つのハンドに分けることです。
例えば、10が2枚来たらもう一人分のプレイヤーを設定して、10枚を1枚ずつ持った状態にするアクションを言います。
リスク分散やより確実に勝ちたい場合に行いましょう。
赤のPは同じくスプリットの指示ですが、更にダブルダウンを行えという指示も追加されています。
ちなみにダブルダウンができない場合はヒットしましょう。
このように、チャートとアクションの内容を一致させておくことも大事です。
そうすれば、スムーズにオンラインカジノのブラックジャックのストラテジーが使えます。